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標高2,105メートルの飯豊山は、山形県と新潟県の県境にあります。そして、飯豊山の北東側に降った雨が最上川に注ぐ白川へ流れ、西側に降った雨が直接日本海に注ぐ荒川へ流れます。
今から約200年前、小松、黒川方面(今の川西町)は、水不足でたびたび干ばつの被害をうけていました。これを見た上杉藩の藩主上杉鷹山公が黒井半四郎に命じて、飯豊山にトンネル(穴堰)を掘って、水量の多い玉川(小国町)の水を白川に流すという大工事を行ないました。トンネルは、標高約1,500メートルの山の中にあり硬い花崗岩でできています。当時の技術では難工事で、約20年かかって完成しました。
この穴堰は、近年まで川西町の田んぼに命の水を送っていましたが、現在はその役目を終えて、県の史跡文化財として保存されています。 |
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穴堰入り口 |
穴堰の中 |
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