水土里ネット白川
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沿革

地域の状況 
 本土地改良区の区域は、山形県南部の置賜盆地西北部に位置し、霊峰飯豊山を源とする最上川水系置賜白川を主水源とし、飯豊町・川西町・長井市の1市2町にまたがる約5,000haの平坦地と中山間地帯からなる県南部有数の穀倉地帯であります。従来、本地域は県内有数の豪雪地帯でありながら、毎年のように用水不足に悩まされ旱魃の時には、各地域で水争いが絶えない状況が続いていました。

事業の起こり
 昭和38年に、農政局による直轄の白川総合開発調査が実施されたのを機会として、農業水利の恒久的な安定を図るべく、飯豊町・川西町・長井市の1市2町による「白川農業水利事業促進協議会」を設立し、国営かんがい排水事業の早期実現を関係機関に対して陳情請願を繰り返し、昭和44年度に待望の新規着工地区として採択されました。

改良区の設立と事業の推進
 昭和44年の国営白川農業水利事業の着工に合わせ、「白川土地改良区設立準備委員会」を結成し、国営事業の申請と土地改良区設立の準備を進め、昭和45年5月7日[山形区第407号]により、白川土地改良区が新規土地改良区として認可され設立に至り、事務所を促進協議会が使用していた飯豊町大字椿地内の白椿公民館内に置き、業務執行にあたりました。これで、国営白川農業水利事業の推進と完成後の施設管理団体としての礎ができあがり、さらに昭和46年には、国営付帯事業として県営かんがい排水事業が着工され、念願であった5,000haの用水・排水体系が整備されることになりました。

改良区の合併
 国営農業水利事業と県営かんがい排水事業が進むのに合わせ、将来の管理体制の一元化を図るべく、本土地改良区管内にある10の土地改良区と27の任意水利組合が、大同団結し昭和51年に統合合併いたしました。これについては、白川土地改良区を設立する段階で、設立準備委員会の最重要課題であり、単独の土地改良区とするか連合とするかを議論した経過があります。そして、国営事業や県営事業が完了すれば、将来の維持管理体制の合理化を図る必要があるとの一致した考えのもとで単独土地改良区としての設立を目指したものでした。

事業の完成
 昭和55年秋に、建設省直轄の多目的ダムの白川ダムが完工し翌年より国営・県営で造成された施設に安定した用水が供給され、当初より組合員の念願であった《白川の水は一つ》が遂に実現したときであり感慨深いものがありました。昭和62年に、国営農業水利事業・県営かんがい排水事業が、同時竣工となるのを受け昭和61年6月に水の源である飯豊町の第二小学校に於いて、1市2町の関係者の協力を得て、国・県等より来賓者多数の出席をいただき、組合員ともども盛大なる完工式典を挙行いたしました。

維持管理
 国営・県営事業の進捗に合わせ、ほ場整備事業や団体営事業等で用水系統の整備を図り、維持管理体制を強固なものにするべく組合員が一丸となり事業に取組んできました。そして、これまで旧水系毎に36の維持管理組合で管理してきましたが、用水体系別に15の維持管理組合に再編成し、水の有効な配分と水利施設の維持管理を行ない土地改良事業の効果を発揮するべく、組合員と一致協力して管理運営に努めています。平成12年には、老朽化した国営施設を整備改修するため、『白川地区国営造成土地改良施設整備事業』が関係者の協力により着工され、取水塔・頭首工・幹線用排水路の構造物及び施設機械類並びに用水管理施設の改修を行い、平成16年度に総事業費30億7千万で完工いたしました。これにより、施設の機能が回復するとともに用水の安定的な確保及び維持管理費の軽減が図られております。
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